小倉隆史監督が休養となった名古屋グランパス。

アシスタントコーチを務めていたボシュコ・ジュロヴスキーが新監督に昇格し、この苦境を脱するべくブラジルから田中マルクス闘莉王を復帰させた。

新体制となり迎えたFC東京との試合は野田隆之介のゴールで勝利を掴みかけたものの、後半アディショナルタイムにまさかの失点。あと一歩のところで勝ち点3を逃し、連続未勝利試合数は「18」となった。

そんなこの試合で名古屋の新キャプテン、田口泰士が見せた決死のカバーリングが凄かった!

85分、FC東京は名古屋DFの背後へとロングボールを送り、これにムリキが反応。そしてペナルティエリア内でフリーになっていたユ・インスへと丁寧にパスを送るのだが、自陣に戻ってきていた田口がこのカバーリング!

試合の最終盤ということで体力もそう残ってはいなかったはずだが、さすがは闘莉王からキャプテンマークを受け継いだ男である。なんとかユ・インスに追いつき、最後はスライディングでこのボールをクリアした。

GK楢崎正剛に抱きかかえられながらも、チームメイトに対して喝を入れた。

強烈なミドルシュートで、先制点のキッカケを作った田口。

不振のチームを降格圏から救い出せるだろうか?名古屋は9月3日、天皇杯で長野パルセイロと対戦する。

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