『BBC』は「バーミンガム・シティの株式買収は10月17日に完了する予定である」と報じた。

名門アストン・ヴィラと同じ街に本拠地を置き、青いユニフォームで知られるバーミンガム・シティ。一時はプレミアリーグでもプレーしたが、2011年に降格した後は2部に定着している。

2007年には香港の実業家であるカーソン・ユン(楊家誠、ヤン・チャーシェン)を中心としたバーミンガム・インターナショナル・ホールディングスが株式を購入し、所有権が移っていた。

しかし、その会社がタックス・ヘイブンとしても知られるケイマン諸島に本拠地を置いており、後に脱税の容疑で逮捕されることに。2014年には6年の有罪判決を受け、控訴も棄却されている。

その影響で彼はバーミンガム・シティの会長、バーミンガム・インターナショナル・ホールディングスの会長などすべての役職から離れた。

それらの影響を受けた彼らは金融市場で混乱し、このところは3部降格の危機にもあった。しかし、ようやくその迷走にも終焉の時がやってきたようだ。

香港証券取引所は今回リリースを発表し、バーミンガム・インターナショナル・ホールディングスから株式が10月17日に売却されることが明らかになった。

相手の名前はまだわかっていないが、中国のビジネスマンがその所有権を受け継ぐことになるようだ。これまで12ヶ月間の交渉が行われ、ついに今回正式な買収へと至った。

すでにイングランドではアストン・ヴィラ、ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズ、WBAの3クラブが中国の手にわたっており、ハル・シティの売却もほぼ決定。他にもリーズ・ユナイテッドやリヴァプールにもオファーがあると言われる。

中国一の富豪である大連万達グループのワン・チャンリン(王健林)会長は「サッカーは儲からない」と警告しているが、まだ同国の勢いは止まらない。

このバブルがもし数年後に弾けてしまった場合、かつて中東からの投資が滞ったことで危機に陥ったマラガのような事態が何倍もの規模で起こる可能性があるのでは?とも恐れられている。

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