FIFAランキングで4位につけるベルギー代表。
オランダとの国際親善試合を経て13日にはエストニアとのワールドカップ予選を控えていたのだが、アクシデントが発生した。最終ラインに怪我人が続出したのだ。
この大一番を前に、ベルギーではヴァンサン・コンパニやニコラス・ロンバールツ、ジェイソン・デナエルといったセンターバックが相次いで負傷。さらには前日に行われたトレーニングでクリスティアン・カバセレまでが離脱し、守備陣が“野戦病院”と化していたのだ。
「例外的な状況」と話したロベルト・マルティネス監督は、そこでクルブ・ブルッヘに所属するティミー・シモンスを緊急招集した。
.@SimonsTimmy Simons replaces Christian Kabasele in the squad list for tonight's game ! https://t.co/Yz8CRO9iJK #belest #tousensemble
— BelgianRedDevils (@BelRedDevils) 2016年11月13日
シモンスは1976年生まれの39歳。
2002年ワールドカップにも出場したベルギーを代表する職人ボランチで、地味ながら堅実に仕事を全うする玄人好みのプレーヤーだ。
シモンスは2013年以来ベルギー代表に招集されていなかったが、「緊急事態」ということで急遽代表チームに加わった。
ベルギーサッカー協会がティモンスの招集を発表したのは、現地時間13日(日)午前11時55分。これはエストニア戦のキックオフから数えて約5時間前であり、きわめて異例の事態である。
シモンスはベンチスタートとなったものの、88分からアクセル・ヴィツェルとの交代で途中出場を果たしている。
Applaus voor @SimonsTimmy #vtmstadion #beledt pic.twitter.com/DY7lf5nYJ0
— Soetkin Desloovere (@sdesloovere) 2016年11月13日