DFエリック・バイリー from ビジャレアル

評価点:8点

キースタッツ:今季のプレミアでチームトップのクリア数(55回)、インターセプト数(30回)を記録。

寸評:

このコートジボワール人CBは一貫して素晴らしかった。ビッグネームではなかったために、即スタメンに固定されるとは思われていなかったが、実際はそうなった。チェルシー戦で負傷するまでは、リーグ戦でフルタイム出場。

身体能力の高さは明らかだったが、ポジショニングとボール扱いについては驚きだった。ただ、経験が浅く熱くなりやすい若手選手が全てをいきなりやろうとする典型例として、彼も時に軽率さをみせる傾向にある。

とはいえ、これ以上のパフォーマンスもそうはないだろう。皮肉にも負傷離脱によって、彼が短期間でいかに重要な存在になったのかが明らかになった。

FWズラタン・イブラヒモヴィッチ from PSG(移籍金はフリー)

評価点:7点

キースタッツ:今季のプレミアでチーム最多のシュート数(59本)を記録。

寸評:

34歳という年齢など彼のユナイテッド入りには、いくつかの懸念もあった。だが、いまやそれらの疑念は払拭されたように見える。

モウリーニョの攻撃陣の看板として、ほとんどの場合はその役割を全うしているように見えた。驚愕のシュート能力はもちろん、つなぎのプレーや全体的な貢献度もシャープなものだった。

リーグ戦ではここまで6得点をマークしているが、得点数がこれ以上に伸びなかったのは不運な面もあった。

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