『FourFourTwo』は「アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、ウェストハム・ユナイテッドが不調に喘いでいるのはスタジアムが原因だと話した」と報じた。
昨季ディミトリ・パイェットの大ブレイクもあってプレミアリーグ上位に浮上したウェストハム。今季はオリンピック・スタジアムに本拠地を移し、更なる成長も期待されたものの、逆に成績は下降。残留争いに巻き込まれている状況にある。
土曜日にはアーセナルとのロンドン・ダービーで5-1と大敗してしまい、昨季は絶賛されたスラヴェン・ビリッチ監督の首も危ないと言われている。
しかし、対戦相手だったアーセナルのヴェンゲル監督は以下のように話し、新しい本拠地が「ホーム」になるには2年くらいかかると指摘した。
アーセナルも2006年にハイバリーからエミレーツ・スタジアムに移り、その後建設にかかった資金の返済にも苦しみ、10年間タイトルから遠ざかった経験を持つ。
アーセン・ヴェンゲル
「これには時間がかかるものだよ。2年間は必要だ。私はそう思う。本当にそこで落ち着けるまでにはね。なぜなら、そこで歴史を作らなければならないからだ。
アップトン・パークでは、ファンは密集してともに座っていた。5年前のことを覚えているだろう。『我々はマンチェスター・シティを、アーセナルをここで破ったのだ!』と。
しかし、オリンピック・スタジアムにはそれがない。歴史がないのだ。
したがって、彼らはそこにいる人々が共有できるようなものを再構築しなければならないんだ。そして、選手たちがホームでプレーすることに完全なる自信を感じなければならない。中立地ではないのだとね。
やはり、そこには2年はかかるよ」