ミレフスキー

名前は正しく覚えてこそ価値があるもの。しかし、時に「一文字違っていたら」「空耳の方が正しければ」という“惜しい”ものに出会うことがある。ミレフスキーはそんな名前の一つ。

ロボットモノのアニメにおいて「なぜ人型のロボットで戦う必要があるのか」は物語の根幹をなすといっても過言ではないほど大事な設定。ガンダムの世界においてその重責を担ったものが、ミノフスキー粒子という架空の物質だ。

初代の作品を見ている限りでは「通信障害を起こしレーダーを無効化させるよく分からない何か」といった印象だが、現在は様々なミノフスキー効果を備えたトンデモ物質へと進化。ある意味便利使いされている。

さて、そんな?アルチョム・ミレフスキーは、アンドリー・シェフチェンコ後のウクライナ代表を背負うと期待されたFWであった。

しかし、2010年あたりを境にキャリアは下降線を辿り、ディナモ・キエフで干された末に放出。いくつかのクラブを渡り歩いた後、今季はウクライナ2部のトスノに所属している。

年齢はまだ31歳。ただ、故障などで調子を崩したわけではないだけに、復活は厳しいかもしれない。これもミノフスキー粒子の影響だろうか…。

ちなみに、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』にはミノフスキー粒子を発見したトレノフ・Y・ミノフスキー博士も登場する。

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