フラナガン

リヴァプールでこの選手が台頭してきたとき、心躍ったガンダム好きがどれほどいただろうか。アイルランド系の名字であるフラナガンは、ガンダムの世界において度々耳にする名前だ。

フラナガン博士が統括するフラナガン機関は一年戦争時、ジオン公国におけるニュータイプの研究機関として大きな影響力を発揮。戦争末期には脳波を増幅させる装置「サイコミュ」を開発し、ブラウ・ブロやエルメスといったニュータイプ専用機を戦線に投入したことで知られる。

一方、イングランドのアンダー代表に名を連ねてきた有望株、現在23歳のジョン・フラナガンはといえば、2011年にリヴァプールでプロデビュー。ブレンダン・ロジャーズ監督のもとレギュラーとしても起用された2013-14シーズンは持ち前のエネルギッシュなプレーで攻守に働き、「赤いカフー」の異名をとった。

質的な部分でやや物足りないこともあり、今季は同じプレミアリーグのバーンリーへローンされているフラナガン。ニュータイプ的な煌きを見せてユルゲン・クロップ監督率いるチームに復帰したいところだ。

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