『BBC』は「ボルシア・ドルトムントの最高経営責任者を務めるハンス=ヨアヒム・ヴァツケ氏は、RBライプツィヒを金儲けのためのクラブだと評した」と報じた。

今季ブンデスリーガで未だ無敗を続けているRBライプツィヒ。2部から昇格したばかりのクラブであるが、ついにバイエルン・ミュンヘンを抜き去り首位へと浮上した。

しかし、RBライプツィヒはその一方で「ドイツで最も嫌われているクラブ」にもなっている。世界的飲料メーカーであるレッドブルが買収し、大きな投資を受けて急速に成長したという歴史からだ。

彼らとレスター・シティを比較する声もあるという話に対して、ヴァツケ氏はライプツィヒの経済状況を考えるべきだと語った。

ハンス=ヨアヒム・ヴァツケ(ボルシア・ドルトムントCEO)

「彼らはスポーツ面でとても良い仕事をしている。しかし、クラブはレッドブル社の利益のために構築されたものだ。それ以上ではない。

それは伝統を欠いている。レスター・シティはサッカーを100年以上プレーしてきたクラブだ。

レスター・シティはマンチェスター・ユナイテッドやリヴァプール、それ以外のビッグクラブのように、大きな経営規模を持ってはいない。

しかしライプツィヒはどうだ。経済的な状況を見れば、バイエルン・ミュンヘンに次ぐ大きなお金を持っている。なぜなら、レッドブルが後ろに付いているからだ。そして、もし彼らが求めれば、どんな額でも引き出せる。

ライプツィヒが首位に行くのは、リーグにとってはいいことだ。なぜなら、タイトルレースが拮抗するからね。しかし、ライプツィヒの構築については好みではない。

ドイツのサッカーにおいては、クラブはファンに依存し、観客に依存している。そして我々のチケットの価格設定はとても手頃だ。イングランドからも多くのファンがやってくる。ボルシア・ドルトムントを11ユーロのチケットで見るためにね」

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