15日、ナイジェリアサッカー連盟(NFF)は公式サイトにおいてスーパー・ファルコンズ(女子代表)への給与未払い問題について声明を発表した。

先日から大きな問題の一つになっているナイジェリア代表の立てこもり問題。

11月にカメルーンで開幕したアフリカ女子ネイションズカップで優勝を果たしたスーパー・ファルコンズであったが、その後に大きな問題が発生した。

チームは予選から全ての手当とボーナスが支払われていないことを各国のメディアに訴えるとともに、アブジャのホテルに立てこもり、「支払いがあるまで帰国しない」と宣言したのである。

さらにスポーツ大臣のソロモン・ダラング氏が説得に動いているという話があったものの、14日に選手は「大臣が会談に来たことはない」と告白していた。

ナイジェリア連盟は「不満を訴えた選手やスタッフを永久追放にする」という方針を明らかにしていたが、その後支払いを行うことを決めたと声明を発表した。

今回の発表によれば、ムハンマド・ブハリ大統領によって数日以内に支払いは行われることが約束されたとのこと。

さらに幾つかの状況に対して説明を行っている。

・選手にホテルから出ろと指示したことはなく、スポーツ副大臣と連盟会長はチームを訪問している

・移動費として5000ドル(およそ60万円)を支払った

・準決勝の南アフリカ戦前、連盟は各選手へ支払うため総額50万ナイラ(およそ19万円)を調達した。ラゴスでパーティを予定しており、スポンサーのエマゾールがチームに160万ナイラ(およそ60万円)を支払っている

・選手は連盟から提案された各5万ナイラ(およそ1万9000円)の報酬を倍増させることを要求した

・連盟はなんとか各選手に10万ナイラ(およそ3万7000円)を用意したが、驚くべきことに選手たちはさらなる増額を求めてホテルから出ることを拒否した

なお、ナイジェリア連盟は「支払うことを約束した」と伝えているものの、一方でメディアは「スポーツ大臣のソロモン・ダラング氏は、報酬を出せるかどうかは保証していない」と伝えている。

この問題は両方の言い分が完全に食い違っており、もはや何が真実なのかわからない状況になっている。

とにかくナイジェリアでのお金の問題は世界で大きな話題になっており、これ以上広がれば国際的な信用を更に失墜させることになりそうだ。

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