『All Nigeria Soccer』は、「ダイヤモンド・アカデミーは、アーセナルFWケレチ・ヌワカリのパスポートを改ざんしたとして、ナイジェリアサッカー連盟の担当者を訴える」と報じた。
ケレチ・ヌワカリは1998年生まれの18歳。ナイジェリアユース代表の中心的な選手として活躍を見せ、2015年のU-17ワールドカップでヴィクター・オシメーンらとともに優勝を経験した選手である。
今年夏にアーセナルへの加入が決定し、その後オランダ2部のMVVマーストリヒトへと貸し出されている。
問題になっているのは、ケレチ・ヌワカリがかつて所属していたダイヤモンド・アカデミーからアーセナルへ移籍した際、その経歴が詐称されていたのではないか?ということだ。
アーセナルは移籍金の一部である2万1335ポンド(およそ300万円)をASJアカデミーに支払うことに合意している。
しかしながら、このASJアカデミーに所属したという経歴は、ナイジェリアサッカー連盟のTMS(移籍マッチングシステム)の段階で書き加えられたものだった可能性が高いという。
ダイヤモンド・アカデミーの担当者は以下のように語り、ASJアカデミーにケレチ・ヌワカリが所属していたという事実はないと訴え、移籍金が不当に盗まれていると主張した。
ダイヤモンド・アカデミー
「我々は2015年以前にASJアカデミーの存在を聞いたこともない。ケレチ・ヌワカリは2012年にここへ来た。その前はラゴスのアムニケ・アカデミーにいた。
その後我々は彼を指導し、2013年のイベルカップでスペインにも連れて行った。U-17代表にも我々のところから合流していた。2014年のチャレンジカップでもここでプレーしている」
なお、ダイヤモンド・アカデミーは、『ASJアカデミーの社長が新しい家と車を購入している』とも訴えているという。