まずは今年5月1日に行われたプレミアリーグの第36節、マンチェスター・ユナイテッド対レスター戦。
この試合はレスターの優勝が懸かった試合であり日本でも大きな話題となっていたのだが、キックオフ直後から前半までのおよそ45分間、「スカパー!オンデマンド」で大規模な通信障害し、多くのファンが試合を見ることができなかった。
私もこの試合をオンデマンドで視聴していたが、この時感じた失望感ややり場のない思いは今でも心に残っている。
『スカパー!』に聞いてみた。オンデマンドの通信障害、今後の対応策は? https://t.co/RvL0Pwjnxl pic.twitter.com/uRLkpBiA4i
— Qoly.jp(コリー) (@Qoly_jp) 2016年5月3日
また、EURO2016が開催されていた6月22日、グループCの最終節であるウクライナ対ポーランド戦、および北アイルランド対ドイツ戦が、「WOWOWメンバーズオンデマンド」にログインできないため視聴できないといったアクセス障害もあった。
アクシデントの大小はあれど、オンデマンドサービスではこうしたケースが何度も確認されている。試合中に突然画質が悪くなったりするのもしょっちゅうである。
これまで私たちにとってJリーグ中継は、「安定的に供給される」のが当たり前だった。なぜなら、地上波放送やCS放送が中継のメインストリームを担っていたからだ。オンデマンドサービスはあくまで副次的、あるいは補完的な位置付けだった。
しかし今回「DAZN」と契約したことによって、Jリーグ中継のベースは完全にインターネットへと移行した。今後私たちは、本来当たり前であるはずのものが当たり前だと感じられない場面に遭遇するだろう。
リーガルかイリーガルかは一旦置いておくとして、今ではインターネットを使用すれば世界中のサッカーを無料で見ることができる時代だ。そうした時代で私たちが有料放送にお金を払うのは、「上質なサービスが安定的に供給される環境を手にしたい」からに他ならない。
Performには、サーバーの強化を最優先項目としてサービスの強化を進めてほしい。