『Reuters』は27日、「中国のサッカークラブが2016年に支出した移籍金総額が4億5000万ドルを超えた」と報じた。
数年前から国際的なサッカー界で一つのパワーホースとなっている中国。「爆買い」と呼ばれたダリオ・コンカから始まり、その勢いは更に加速を続けている。
記事によれば、中国のクラブは2016年に159人を国外から獲得しているとのことだ。
そして、そこで動いた額はなんと4億5130万ドル。日本円に換算すると、およそ516億7000万円となる。
2015年には1億6830万ドル(およそ192.7億円)だったところから3倍近くに増加。また、2013年と比較すれば7倍という額になっている。
また、中国以外のアジア諸国を総合した額と比較してもおよそ3.4倍に当たるという突出ぶりであるとのことだ。
国際的な移籍で支出した額で言えば、イングランド、ドイツ、スペイン、イタリアに次いで5位となっており、フランスやポルトガル、ロシアを上回る規模になっている。
なお、全世界では国際的な移籍に47億7000万ドル(およそ5461.2億円)が費やされており、最も多く支出したのがイングランド。その額は13億7000万ドル(およそ1568.5億円)だった。
2位のドイツは5億7640万ドル(およそ659.9億円)で、巨大な放映権料で潤うイングランドの突出ぶりもまた健在である。