20日、『IB Times』は「アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、中国のサッカーについて語った」と報じた。
今冬のマーケットで非常に大きな存在感を発揮している中国リーグ。2部にも各国の代表クラスが引き抜かれており、その資金力はもはや世界一となっている。
かつてJリーグ創設から間もない日本で指揮を執った経験を持つアーセン・ヴェンゲル氏は以下のように話し、プロの文化を作るには時間が必要だと語った。
アーセン・ヴェンゲル
「誰も一晩でトップリーグを作ることはできないのだ。それは長い間の努力と文化が必要になる。
イングランドのプロフェッショナル・フットボールは、150年もの時間を経て作られてきたものだ。しかし、それでも我々はまだ抗っているんだよ!
私は信じている。文化を構築するプロセスが見られるとね。サッカーは奇妙なものなんだ。なぜなら、小さな子供のように学ばなければならないからだよ。
両親の声に耳を傾け、次の世代に繋がるようにしていかなければいけない。その一部になるには、時間がかかるものなんだ。
中国は、その点で新しいケースだ。私はよく知っている。なぜなら、1995年に日本へ行った時、彼らは1993年にプロリーグを創設してから3年目だったからだ。
期待するような反応が得られない時があった。プロフェッショナル・フットボールの文化に馴染んでいないからだ。
時間がかかる。10年経って中国でそれができるのか分からない。時に政治的な変化があるからだ。
個人的にはとても満足しているし、私はインドが成長してくれることも期待している。それが起こることを望んでいるよ」