アリ・アスカル・ラリ
(4月に行われる会長選挙に立候補する予定だね?)
「次の選挙は、アフガニスタンのサッカーにおいて大きな挑戦だ。なぜ私がアフガニスタンへ戻ってきたか。
その理由の一つが、若い選手に道を用意してあげたいこと、女性にサッカーをさせてあげたいことなのだ。それが私の夢だ」
(2012年に設立されたアフガニスタン・プレミアリーグは高く評価されており、AFCカップの出場権も手に入れたね)
「いや、APL(アフガニスタン・プレミアリーグ)は当初大きな熱意を作り出したし、今でも最大のサッカーイベントではあるが、他のクラブには悪影響もあるのだ。
クラブは人為的に作られたもので、リーグも4~5ヶ月しかない。3年後には本物のリーグにしてみせると、私はAPLの重役たちと合意している。
拡大の計画は、戦争が続いている地域にいることを考えれば、かなり挑戦的なものだった。
セキュリティ面は我々の最大の課題で、そこに投資しようとすると予算が急上昇して、拡大の計画も、草の根プログラムも大幅に引き戻されてしまった。
また、スタジアムで観戦することが安全だと誰もが感じられない状況であるので、チケット収入にも影響を与えている。
しかしこのようなハードルがあったとしても、我々はリーグと希望を維持するために前進し続けているよ」
選手が何人も行方不明に…アフガニスタン新会長候補が明かす
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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