彼も興味深い選手です。第2ラインでプレーしています。ボールリカバリーをしながら後ろからプレーを加速させるという役割をこなしています。戦術的な変更の中で非常に興味深い状況だと思います。

彼は右へ行ったり左へ行ったり真ん中へ行ったり様々な所に動く選手ですけど、ボールを持っている時、あるいは持っていない状況に加速走ができる選手です。チームに何かをもたらすことができる選手だと思います。

そのようにポジショニングでいろんな所に行ってしまいますので、そこを修正すればいろいろできるかなと思います。

大島、井手口、小林祐希ではなく高萩と倉田を選んだのはさきほど説明したのが理由です。あるいはガク(柴崎岳)ですね。今回は経験値の高い選手を選びました。

シンジと清武はさきほど説明しました。

フォワード:

本田 圭佑(ミラン/ITA)
浅野 拓磨(シュトゥットガルト/GER)
原口 元気(ヘルタ・ベルリン/GER)
宇佐美 貴史(アウクスブルク/GER)

本田と宇佐美の今回のリストへの記載について疑問や質問があるかもしれません。

試合に出ていなくても、今の代表は本田を必要としています。我々は20試合一緒に戦ってきましたけれど、常に彼の存在はそこにありました。我々のトップスコアラーでもあります。

もちろんミランでより多くの試合に出てもらいたいというのが私の望みですが、今のところ激しいポジション争いの中であまり使われていないという状況です。

けれど、彼の代表でプレーするという意欲は常に高い状態にあります。彼のところも見に行きましたが、彼もプラスアルファーのトレーニングをしているというのも分かっています。この代表は彼の存在を必要としています。

彼が試合に出るのか、何分出るのかというのはまた別問題です。彼の存在が我々にとって重要です。