チェーザレ・プランデッリ
(EURO2012で決勝に進出したが、ワールドカップ2014ではGS敗退に終わってしまったね。その時のベンチワークについて?)
「アントニオ・カッサーノとマリオ・バロテッリは、非常に高いモチベーションを持っていたよ。
彼らは、自分たちがチームにとって非常に重要な存在になれると思っていたし、そして素晴らしいEURO2012を過ごすことができた。
そして、彼らはいくつかの難しい物事を抱えていた。私は彼らを支えていたが、残念ながらコスタリカ戦(0-1で敗北)ですべてが台無しになった。
その決断については、私は何も後悔していない。
私はバロテッリに対して愛情を持っている。常にだ。なぜなら、彼は傑出した選手であるからだ。
昔は毎日読んでいたよ。彼は世界最高の選手になることを約束された男だと。そうなるはずだったのだが…。
おそらく、最高の選手になることは、彼の人生の中での最優先事項ではなかったのだろうね。
私はパルマでアドリアーノとともに戦った。彼はワールドクラスだった。しかし、世界最高の選手になることは彼の野心にはなかったのだ。
彼は普通のキャリアを過ごし、いくばくかのお金を得て、ファベーラ(スラム街)に住む家族や友人を助けたかっただけ。
人間としての物事だ。彼はそれでも自分がやったことに誇りを感じているだろうし、そうであるべきだよ。
私が言えるのは、人種差別主義者の言葉はバロテッリを深く傷つけているということだ。
彼を見れば、最初は溢れんばかりの活気がある男に思えるだろう。しかし、彼はほとんどの人たちよりも余程繊細な男なんだ」
バロテッリが問題児になった原因…あの恩師が明かす
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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