『Bloomberg』は24日、「クリスタル・パレスのMFマテュー・フラミニが創業した会社GFバイオケミカルズは、化石燃料不使用のプラスチックと溶剤を製造することを目指している」と報じた。
アーセナルやミランなどでプレーしていたフラミニは、イタリアで出会ったパスクアーレ・グラナタと共にGFバイオケミカルズを設立し、実業家としての歩みを始めた。
ナポリ郊外で工場を建設し、エコ燃料のレブリン酸を大量生産することに世界で初めて成功。植物由来のこの物質は、燃料の他にプラスチックの原料、さらに食べても害のない安全な防腐剤としても使えるという。
GFバイオケミカルズはこれをさらに拡大していくため、アメリカのバイオテクノロジー企業アメリカン・プロセスと協力し、ジョージア州の古い工業団地をバイオ産業地区に置き換えていくプロジェクトを発表した。
現在そこではバイオマスからセルロースを生産する工場が存在するが、さらにレブリン酸を製造するためのプラントを導入し、年5〜20万トンを生産する予定だ。
GFバイオケミカルズがイタリアで所有している工場の生産力は年1万トン程度であったため、これが実現すれば一気に企業の能力は向上すると考えられている。
オックスレイド・チェンバレンも「大統領になってほしい選手」として名前を上げていたフラミニ。もしかしたら実業家として歴史に名を残すかもしれない。