レオナルド・ボヌッチ
(息子マッテオの病気で昨季は休みを取っていたね?)
「3〜4ヶ月の間、僕の頭は適切な状況になかった。足を動かすのは頭だからね。
手術の後の15日間、息子が良くなるのを見るまで、僕はトレーニングにもサッカーにも興味を持てなくなっていた。
病院は嫌いだったし、できるだけ行きたくなかった。しかし、その時はずっとそこにいなければならなかった。冷静さを保つのに本当に苦労していた。
マッテオは今非常に健康だし、家族はこれまで以上に団結しているよ。
今朝もマッテオは我々のベッドで目を覚ました。笑顔でね。これは大きな勝利だったと理解できるよ」
(サッカーをやめることを考えた?)
「そうだね。やめることを考えていた。サッカーは、あの瞬間には僕の最優先事項ではなかった。
生きていれば、息子とは常に共に過ごしていく。彼は常に尋ねてくる。『なんで僕にこんなことが起こるの?』と。そして、僕は答えを出せなかった。
人生のプライオリティはそうしたときに変わってくる。今僕は幸運だと自分に言い聞かせている。常に僕は心に従って動いてきた」
引退を考えていた…ボヌッチが明かす息子の病気
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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