2. 日本の出場はなんと10年ぶり

ワールドユース時代を含めると、U-20ワールドカップで準優勝を一度、ベスト8進出を三度経験している日本代表。

これまでまずまずの成績を残してきたのだが、どういうわけか2009年から4大会連続で出場権を逃してきた。

同大会のアジア予選にあたるAFC U-19選手権の結果がこちら。

AFC U-19選手権 2006:準優勝(監督は吉田靖)
→U-20ワールドカップ2007に出場

AFC U-19選手権 2008:ベスト8(監督は牧内辰也
→U-20ワールドカップ2009の出場権を逃す

AFC U-19選手権 2010:ベスト8(監督は布啓一郎)
→U-20ワールドカップ2011の出場権を逃す

AFC U-19選手権 2012:ベスト8(監督は吉田靖)
→U-20ワールドカップ2013の出場権を逃す

AFC U-19選手権 2014:ベスト8(監督は鈴木政一)
→U-20ワールドカップ2015の出場権を逃す

AFC U-19選手権 2016:優勝(監督は内山篤)
→U-20ワールドカップ2017に出場

いずれも「勝てば出場権確保」という準々決勝で敗れており、香川真司、宇佐美貴史、遠藤航、南野拓実らの世代は世界大会に進むことができなかったのだ(香川は2007年に飛び級で参加)。

日本の出場は2007年以来5大会ぶり、実に10年ぶりということになる。この時の代表メンバーは以下の通り。

GK:林 彰洋(流通経済大学)
DF:内田 篤人(鹿島アントラーズ)
DF:安田 理大(ガンバ大阪)
DF:福元 洋平(大分トリニータ)
DF:槙野 智章(サンフレッチェ広島)
MF:森重 真人(大分トリニータ)
MF:梅崎 司(大分トリニータ)
MF:田中 亜土夢(アルビレックス新潟)
FW:河原 和寿(アルビレックス新潟)
MF:柏木 陽介(サンフレッチェ広島)
FW:ハーフナー・マイク(横浜F・マリノス)
FW:森島 康仁(セレッソ大阪)
DF:柳川 雅樹(ヴィッセル神戸)
FW:青木 孝太(ジェフユナイテッド千葉)
MF:青山 隼(名古屋グランパスエイト)
MF:藤田 征也(コンサドーレ札幌)
MF:太田 宏介(横浜FC)
GK:武田 洋平(清水エスパルス)
MF:平繁 龍一(サンフレッチェ広島)
DF:香川 真司(セレッソ大阪)
GK:桐畑 和繁(柏レイソル)

※所属のチームは当時にもの

いずれも現在は28歳以上の選手であり、日本代表の常連も多い。

この時のメンバーは安田理大や槙野智章を筆頭に明るい選手が多く、「調子乗り世代」と呼ばれ話題に。ビリーズブートキャンプのゴールセレブレーションは日本以外のメディアにも取り上げられた。

今大会の予選にあたるAFC U-19選手権2016で日本は優勝しており、全6試合で13得点0失点という圧倒的な成績を残した。出場は久しぶりになるが、世界を驚かすのに十分なポテンシャルを秘めていると言えるはずだ。