3. 歴代のMVPはスター揃い

U-20世代の世界一決定戦ということで、この大会は次世代のスター候補を探す上でも非常に楽しみなコンペティションである。

とりわけ、MVPにあたる「ゴールデンボール賞」を受賞した選手は錚々たる顔ぶれが並ぶ。

1979年大会:ディエゴ・マラドーナ(アルゼンチン代表)
1987年大会:ロベルト・プロシネツキ(代表)
1989年大会:ビスマルク(ブラジル代表)
1999年大会:セイドゥ・ケイタ(マリ代表)
2001年大会:ハビエル・サビオラ(アルゼンチン代表)
2005年大会:リオネル・メッシ(アルゼンチン代表)
2007年大会:セルヒオ・アグエロ(アルゼンチン代表)
2013年大会:ポール・ポグバ(フランス代表)

2013年にはポグバが、2005年にはメッシが、そして1979年にはマラドーナがそれぞれ受賞。まさに、「数十年に一人」と言えるタレントがこの賞に輝いているのだ。

5月8日(月)時点で出場全チームの登録メンバーは明らかになっていないが、ユヴェントス加入が決定しているMFロドリゴ・ベンタンクール(ウルグアイ)やアトレティコ・マドリーFWニコラス・スキアッパカッセ(ウルグアイ)など将来を期待される選手の参加が決定している。

4. 「新ルール」を採用

今回のU-20ワールドカップで採用されるのが、「ビデオアシスタントレフェリー(VAR)」だ。

この制度は、ピッチ上の審判団に加え、撮影された映像を監視するための副審を追加するというもの。

試合を決めてしまうようなプレーに関して主審がビデオ・アシスタント・レフェリーに助言を求めることができ、またビデオ・アシスタント・レフェリーにも主審に対してアドバイスする権限が与えられている。

これまで国際親善試合などでは試験的に採用されていたが、今回FIFAのユース大会で初めて導入されることになる。

なお、大会に派遣されるレフェリーもすでに発表されており、日本からは国際審判員の佐藤隆治氏がビデオアシスタントレフェリーの一人として選ばれている。

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