実際に失点に繋がったシーンもある。
もちろんディビジョンが違うため、あらゆるプレーレベルにおいてJ1がJ2を上回っている。比較すること自体がナンセンスであるとも言える。
しかし、GKによるこうしたボール処理の誤りはJ1ではほとんど見らない。
J1選手とJ2選手の間にある程度の差はあるだろうが、GKに関して言えば基本的なセービング技術の差以上にこうした“足元の処理”でミスが目立つのだ。
もちろんJ2にはJ2なりの魅力があり、J2から日本代表にまで駆け上がった選手も少なくない。
しかし、GKというポジションは文字通り最後の砦であり、一つのミスが試合を壊しうる。今回のようにたとえ失点に繋がらなかったとしても、チームのリズムに悪影響を及ぼしかねない。サポーターとしても、水を差されるような気分になるだろう。
得点力不足が叫ばれがちだが、日本全体としてGKのレベルも上がればJリーグのレベルもより高いものになるはずだ。