『Sunday Times』は21日、「アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、2年間の契約延長を確信している」と報じた。
今季限りでアーセナルとの契約が満了となる予定のアーセン・ヴェンゲル監督。多くの選手もその不確定性に影響を受けていると明かしており、去就が注目されていた。
しかし今回の報道によれば、既に契約延長に向けてクラブとの合意は形成されているとのこと。
ヴェンゲル監督はもう2017-18シーズンの選手構成について取り組んでおり、あとは細かい契約の条件が残っているだけであるという。
一方、アーセナルの経営陣には現在大きな問題が発生している。
オーナーであるスタン・クロエンケ氏は67%の株式を保有している筆頭株主である。
しかし現在、30%を保有している第二株主のアリシェル・ウスマノフが、過半数の取得を目指して打診を行っているのだ。
先日は10億ポンド(およそ1429.3億円)というオファーを送ったとのことだが、それをクロエンケ氏は断っている。
ところが『Express』によれば、ウスマノフ氏はそれをなんと2倍の額に増加させ、破格の提示を行っているようだ。
ウスマノフ氏は第二株主であるため経営に対する発言権がなく、それによってクロエンケ氏との対立が激化していると言われている。
ヴェンゲルとの契約はどうなるのか?経営陣の構成はどうなるのか?アーセナルの今夏は非常に忙しいものになりそうだ。