今シーズン限りでの引退を発表しているバイエルンDFフィリップ・ラーム。

先日行われたブンデスリーガ最終節のフライブルク戦に先発出場を果たし、これが現役最後のプレーとなった。

ラームは卓越した統率力を備えており、バイエルンとドイツ代表で長くキャプテンを務めた。そんなラームと一緒のチームでプレーしたー唯一の日本人選手が、宇佐美貴史だ。

宇佐美は2011年から2012年の1年間、バイエルンに所属。公式戦での出場機会は数えるほどしかなかったが、DFBポカールではゴールを決めており、CL決勝でもベンチ入りを果たした。

「行って楽しかったとは言えないけど、行って良かったとほんまに思ってる」とバイエルン時代を振り返るそんな宇佐美だが、かつてラームに関するエピソードをG大阪の応援プログラム『ガンバTV』で明かしていた。

バイエルン在籍時、宇佐美は練習後にクラブハウスでシャワーを浴びなかったそうだ。

なんでも宇佐美は自宅に帰ってゆっくり風呂に入るのが好みであり、トレーニングが終わるとすぐに家に戻っていたとのこと。

すると、バイエルン選手の間で「タカシは男の前で風呂に入るのが恥ずかしいのか?」という噂が流れ始め、キャプテンだったラームが宇佐美のもとを訪れこんなことを告げたのだという。

「タカシ、人前で風呂にはいるのが恥ずかしいなら言ってくれ。対応するから」

結果、宇佐美は「おれラームになんてこと言わせてんねやろ」と思い直し、クラブハウスでシャワーを浴びるようになったのだとか。

ラームの気遣いや人柄、あるいはキャプテンシーを感じさせるおもしろいエピソードだ。

ちなみにこの宇佐美、同番組の中でフランク・リべリから受けた影響は大きいとも明かしており、かつて「おまえは技術もあるし才能もあるけれど、メンタルがダメすぎる」と率直に告げられたそう。

「味方を味方と思うな」や「監督はキレてるけど、おまえは悪くない」、「選択肢は、自分が結果を残す方を選べ」などの言葉をかけられたという。