イアン・アーヴィング
(1978年にクラブドクターになってから、研究は進みましたね。医師はどのように進化した?)
「大きく変ったと思うね。一部の病気を治すこと以外については、スポーツ医学の新しいコンセプトが導入されてきた。
最も大きな違いは、整形手術の進化だろうね。ハンマーとノミでやっていた時代から、とても細かい技術が使われるようになった。
選手のキャリアを復活させることに対して、これは大きな影響を与えるものだよ。整形外科はとても洗練された。
ただ奇妙なことではあるが、あらゆる部分で現代的な技術が増えてきても、治療の時間が変わったとは思わない。
私の見解であるが、筋肉についてはこれまでと同じような時間が必要であり、再発の危険性も変わらないのだ」
(これからは何をするつもり?)
「数年前、紅海で水中撮影をした。そして去年もそこに行ったのだが、セーリングボートで旅をしたんだ。私はこの経験に恋をした。
それから、サルディーニャの友人とともにセーリングボートを購入した。45フィートのね。
あと、ゴルフだ。10年間プレーしてきて、ハンディキャップは23だ。ちょっと前にはロナルト・クーマン監督も連れて行ったよ。
もちろん、グディソン・パークにも時間を見つけて足を運ぶよ。昨季はスタンドから何試合かを見させてもらった。ベンチで見るよりもどれだけ遅く感じるか、それが分かったね。
エヴァートンでもう働くことが出来ないのは、個人的には残念だ。
しかし同時に、私より若い人にとってはチャンスだ。前に進むべきだ。誰にでも成功するチャンスはあるのだからね」
エヴァートンの重鎮が引退…語られる「現代の医療」
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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