このところのイラク代表
では昨年10月に日本のホームで戦ったあとの状況を見ていこう。
数日後にホーム扱いとなったイラン開催の試合でタイ代表を4-0と下したが、11月には厳しい状況に陥る。
ヨルダンとの親善試合に引き分け、UAEに敵地で2-0と敗北。順位を落として2017年を迎えた。
予選が再開された3月には、親善試合でライバルのイランに勝利するという結果を残し、さらにオーストラリアとの試合を1-1のドローで乗り切る。
ところがその後のサウジアラビア戦で1-0と敗れてしまい、監督を務めていたラディ・シュナイシル氏が辞任を発表することに…。
指揮官不在となったイラクは元イタリア代表GKのヴァルテル・ゼンガ氏を監督に迎えようとしていたが、結局その交渉は合意に至らず。
結局アル・クーワー・アル・ジャウィヤーを率いているバシム・カーシム氏をクラブとの兼任という形で招聘し、今は急場を乗り切ろうとしている状況だ。
なお今月に入って2つの親善試合を行っており、ヨルダンには1-0と勝利、韓国には0-0とスコアレスドローに終わっている。
ただ、韓国はキ・ソンヨンをリベロに置く3バックという奇策があまり機能していなかったため、その点は割り引いて考える必要はあるだろう。
そういう点で言えば、逆にイラクもこの試合でカードを見せてくれてはいない。アリ・アドナンも起用されていないため、おそらく日本戦では違うチームになってくるはずだ。