ポール・ポグバ

(世界で最も高額な選手になったことについて)

「一週間で忘れたな。人々は覚えてたみたいだけどね。

いつか人は死ぬ。世界最高額の男も、最も低価格な男も、同じ墓に入るのさ。

僕は、それについて考えることすらしないよ」

(今年父が亡くなったね)

「愛する人を失ったあと、誰もが考え方を変えるものだ。僕が人生を楽しむといつも言うのは、物事がとても速く進んでいくからさ。

父と話したことを覚えている。しかし、もうここにはいない。

彼はとても強い人だった。我慢強い男だった。あの年齢で最後まで戦った。それは簡単なことではなかったはずだ。

とても良い男だった。とても良い父だった。息子であることを誇りに思う。

そして面白い男だったよ。いつも彼との時間は笑い続けていた。賢い男でもあった。かつて学者でもあったからね。幸せな物事は覚えておかないとね」

(父は昨年ずっとガンで苦しんでいた。その時気持ちを整えるのは難しかった?)

「そうだね。サッカーはピッチだけで行われるものではない。強い気持ちを持って、頭を切り替えて、試合に望まなければならない。

簡単ではなかったが、父はいつも悲しむな、サッカーに集中しろと言っていた。言い訳にはならないぞ、求めるもののために戦えと、いつも言われたよ」

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