国内の勢力図は?

メキシコの1部リーグは「リーガMX」と呼ばれ、現在は秋・春(前期と後期)の2ステージ制で行われている。

18クラブが半年ごとに一回戦総当たり+プレーオフを行い、優勝チームを決めるシステムで、つまり、1年間に2つのチャンピオンが生まれることになる。

国内リーグの優勝回数は、日本でもお馴染みのクラブ・アメリカ、純血主義で知られるチバス・グアダラハラが12回で並んでおり、以下、トルーカ(10)、クルス・アスル(8)、プーマスUNAM、レオン(7)と続き、本田が加入したパチューカは6回となっている。

しかし、パチューカの優勝はすべては1999年以降で、近年その強さは出色しており、毎シーズン優勝候補の一角に挙げられている。

ただ、かつて、メキシコの選手が国外へ挑戦しない理由として「給料の良さ」が挙げられたように、どのクラブも一定以上の資金を有し、同じスペイン語圏の中南米から、有望なタレントをかき集めている。

そのため戦力は均衡しており、また、短期間のリーグであることから、どこが優勝してもおかしくない群雄割拠のリーグといえるだろう。

ちなみに、日本人で初めて同国のプロサッカー選手となったのは百瀬俊介。本田が加入したパチューカには、元U-23日本代表FW福田健二が在籍した。また、現在J2のFC岐阜でプレーする小野悠斗は同2部リーグでプレーした経験を持っている。

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