MLSよりレベルは高い

先日閉幕したFIFAコンフェデレーションズカップにメキシコも出場していたが、彼らがワールドカップなどの国際舞台で結果を残していることは広く知られている。

一方、宿敵アメリカの国内リーグであるMLSがこの10年、毎年のように大物選手を獲得し賑わせているのに対し、メキシコの国内リーグが話題に上ることはあまりない。

ではどちらのレベルが高いのか?ということになるが、結果だけを見ればその差は歴然だ。

こちらは北中米のUEFAチャンピオンズリーグに相当する、COCNACAFチャンピオンズリーグ(旧チャンピオンズカップ)の優勝回数をご覧いただきたい。

1位 33回 メキシコ
2位 6回 コスタリカ
3位 3回 エルサルバドル

8位 2回 アメリカ

メキシコ勢の33回に対し、アメリカ勢はこれまでたった2回しか優勝したことがないのだ。

しかも、現行のシステム(CL)に変更されて以降、メキシコ勢が9連覇中であるのに対し、アメリカ勢は、準優勝が1回あるだけで、メキシコ勢に全く歯が立っていないのである。

ちなみにパチューカは今年5度目の北中米王者に輝き、12月にUAEで開催されるクラブワールドカップにも出場する予定だ。

以上のことからも分かるように、メキシコの国内リーグはネームバリューこそMLSには及ばないものの、CONCACAFでは圧倒的な強さを持ち、その平均レベルは南米勢と同等かそれ以上といっても差し支えないハイレベルなリーグなのである。

そして、パチューカはその中にあっても、「21世紀に入って最も成功を収めているクラブ」と言えるだろう。

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