5日、2018年ワールドカップ予選のアジア地区プレーオフ、シリア対オーストラリアの第1戦が行われた。
先月、3次予選の最終節イラン戦で後半ATに同点弾を決め、土壇場でA組3位に滑り込んだシリア。一方のオーストラリアはタイに勝利して終えたものの、日本がサウジアラビアに敗れたことでB組3位となり、このプレーオフへ回ることとなった。
そんなわけで状況的に勢いがあるのはシリアだったが、先制したのはオーストラリアだ。
40分、右サイドを深く切れ込んだマシュー・レッキーが左足で放ったシュート性のボールを、中央でロビー・クルーズが触れてコースを変え貴重なアウェイゴールを奪う。
この試合はホーム扱いのシリアだが、内戦の影響によりこの日も会場は中立地のマレーシア。前半は、一方的にオーストラリアに押し込まれた。
後半はスコアが動かず、オーストラリアの逃げ切り態勢に。しかし、残り5分になろうかというところでシリアはエースのオマール・アル・スーマーが倒されてPKを獲得!これを自らが冷静に決め、同点に追い付いた。
試合はそのまま1-1で終了。折り返しの第2戦は10日、今度はオーストラリアのホームで開催される。