ミハエル・ミキッチ(サンフレッチェ広島)
「そして今ここにはいませんが、この9年間私と一緒に戦ってくれた数々の選手たちにもお礼を言いたいと思います。
これまで長い間サッカー選手としてのキャリアを築いてきましたが、日本で、ここサンフレッチェ広島で築いたこの9年間のキャリアというのは一番素晴らしいものだったと思います。
モウイッカイ、アリガトウゴザイマシタ。
自分の心はいつもムラサキに染まっています」
時折日本語を混ぜつつ、ミキッチは心境を語った。
通訳へのアイコンタクトや深々としたお辞儀からもその人柄が伝わってくるが、ファンにとっては「広島で築いたこの9年間のキャリアというのは一番素晴らしいものだった」というコメントが何よりも嬉しかったのではないだろうか。
広島きってのムードメーカーである千葉和彦も、ミキッチとの別れに涙を堪えることができなかった。
海外生活のある千葉はキャンプなどで同部屋になることが多かったようで、人一倍ミキッチへの思いは強かったという。
涙したのは中学生以来ということだが、千葉の涙を見ているだけでこっちまでもらい泣きしそうになるシーンであった。
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