カルロ・アンチェロッティ
「1時間ピッチ上でやって、さらに1時間もゆっくり走らせることよりも、私は1時間で済ませたい。素早く走り、ボールと共に動き、試合の状況をシミュレートする。
サッカーにスローランニングはない。私は随分サッカーをやってきたが、その頃とは全てが違う。体力トレーニングばかりやっていたころとはね。
なぜなら、それは選手のダメージになるからだ。シーズンに60試合もやらなければならないのだからね。
それに適応しなければならないわけだし、時間を調整していく必要が出てくるのだ」
(ミランでは教え子のジェンナーロ・ガットゥーゾが監督になったね?)
「監督は、うまくいかないときには責任を負う。ガットゥーゾに一つ言いたいことがあるよ。
『自分のアイデアに固執して死ぬことは、他人のアイデアに固執して死ぬよりマシだ』と。
どんな決定をしようが、クラブが君を守らない限り、死がやってくる。
もし選手を落とせば、彼はクラブに不満を訴える。そして、クラブは選手を守り、監督は落とされる。そこから回復することはできない。
メディアによれば、私はバイエルンの5名の大物選手によって解雇されたということらしいけどね!」
アンチェロッティが「ビッグクラブでの指導哲学」を解説!バイエルンとは合わず…
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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