2017シーズンが終了し、Jリーグの各クラブはすでに来季に向けて動き出している。
J2で優勝を果たしJ1に復帰する湘南ベルマーレも選手の契約に関するリリースを発表しているが、MF山田直輝がチームを去ることが決定している。
この度、山田直輝選手が期限付き移籍期間満了となり、2018シーズンからは浦和レッズに復帰することとなりました。湘南に加入して3年、印象的なプレーを数多く残し、そして何より日々成長を遂げながら山田選手らしいピッチを駆け回る姿を見せてくれました。https://t.co/hkDBTXwOOU #bellmare pic.twitter.com/8Nmk1V8nUi
— 湘南ベルマーレ (@bellmare_staff) 2017年12月7日
浦和レッズからの期限付き移籍で、3シーズンにわたって湘南でプレーした山田。
湘南でJ2降格とJ1昇格の両方を経験し、今シーズンは39試合に出場するなどチームの中心的存在であったが、このほど所属元である浦和への復帰となった。
期限付き移籍で3年プレーするというのは比較的長く、完全移籍で山田を獲得したいと願った湘南ファンは少なくなかったはず。山田としても、今浦和に復帰してもポジションは保証されていないはずだ。
では、なぜ山田はこのタイミングで浦和復帰を決心したのだろうか?
湘南サポーターに向けたメッセージは、心を打つものだった。
山田 直輝(湘南ベルマーレ)
「この度、浦和レッドダイヤモンズに復帰することになりました。
まずは3年間、本当にありがとうございました。湘南ベルマーレの一員として戦わさせていただいたことに深く感謝しています。
この3年間は僕にとってかけがえのない時間でした。
そんな時間を過ごした仲間、サポーターとの別れは、僕が決断したことではありますが本当に辛いです。
それでも、湘南で成長した新しい自分でもう一度浦和でチャレンジしたい、湘南スタイルで輝きたい。
わがままなのは分かっています。でも行きたいんです、行ってきます。
最後になりますが、嬉しい時も、楽しい時も、苦しい時も、辛い時も共に過ごせた皆さんとの時間は僕の宝物です。
こんな僕を応援してくださり、本当にありがとうございました」
湘南への愛と感謝の気持ちを綴った山田。
その上で「それでも、湘南で成長した新しい自分でもう一度浦和でチャレンジしたい、湘南スタイルで輝きたい」という心境を明かした。
山田は埼玉県浦和市出身で、ジュニアユース時代からレッズで育った。浦和への思いと再挑戦したいという気持ちは人一倍強いようで、そうした思いが古巣への復帰を決断させたようだ。
それにしても、「でも行きたいんです、行ってきます」というメッセージは湘南、浦和の両サポーターを泣かせたはず…。