先週末に行われたブンデスリーガ第15節でちょっと珍しいシーンがあった。
フランクフルト対バイエルン戦は0-1でバイエルンがリード。
すると74分、フランクフルトMFマークス・ヴォルフがハメス・ロドリゲスに対して後ろからタックルに行く。
これに対して主審のハルム・オスメルスはレッドカードを提示し、退場を命じる。
しかし…
この直後にビデオ・アシスタント・レフェリーからの助言があり、オスメルス主審はピッチ横にあるモニターで該当のプレーを再確認。
するとレッドカードを取りやめ、ヴォルフに対してイエローカードを出したのだ。
VARによるレッドカードの取り消しはブンデスリーガ史上初めてのこと。VARはこうしたミスジャッジをなくすための方策であるのだが、何よりも珍しかったのはヴォルフがすでにピッチを後にしていたことだった。
退場の判定にヴォルフはすでにピッチを離れ選手用通路に向かっていたが、VARで判定が変わると、すぐに プレーに戻ったのだ。
あまり見ないシーンだが、VAR制度が広まっていけばこういったことも十分起こりうるだろう。