「カレンさん、就職先は東京ユナイテッド(FC)になりました!!」

さすらいフットボーラーこと、能登正人(のとまさひと)から久しぶりに連絡が来たかと思えば、その第一声は驚きの内容であった。

セレッソ大阪ジュニアユースを経て、高校卒業後に単身で渡欧。スペイン、ドイツ、タイ、日本、ラオスと、これまで様々な国でプレーし、昨年はインドネシアのペルシバ・バリクパパンでプレー。

その後退団して、痛めた腰痛の治療をしながら次なるプレーの場を探していたことは知っていたが、「まさか東京ユナイテッド(FC)とは…」というのが筆者の正直な感想であった。

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もちろん、東京ユナイテッドFCと言えば、元日本代表DF岩政大樹がプレイングコーチとして在籍し、杉山哲、黄大城、黄大俊、保坂一成、佐々木竜太、田鍋陵太、永里源気ら「元J組」も集まるクラブとしての地位を築きつつあり、サッカー界の中でも一目置かれる存在だ。

しかし、と言っても、彼らは関東一部リーグのクラブ。

Jリーグはもちろんのこと、JFLよりも下のカテゴリーに属する。

これまで世界をまたにかけてきた男が、日本への帰還、さらに、地域リーグでのプレーをなぜ選択したのかは、やはり気になるところだ。

加入が正式発表されたタイミングで、その素朴な疑問を本人にぶつけてみることにした。