――チームの方針や理念についてはどう感じましたか?
「はっきりとした目標、しっかりとした運営基盤があるな」という印象を持ちましたね。
地域リーグのクラブだと、当然その規模は決して大きくないですし、目標がずれたり、運営がグラグラだったりがあると思うんですが、ここは全然違うんですよ。
「毎シーズンステップアップして、Jリーグに参入する」という目標があって、それに向かってのクラブ運営に対する考えもしっかりしています。
また、クラブ幹部の方達もビジネスマンとしてすごいキャリアの持ち主ばかりで、スポンサーの方々も名だたる企業や地元企業などが集まっています。
大きな後ろ盾があることは、選手にとって非常にプレーしやすい環境だと言えると思います。
【2018チーム紹介ビデオを公開いたしました】
本日より今季のチーム紹介ビデオを公開いたしました。
このビデオは来週から文京シビックセンターのスクリーンでも放映される予定です。
JFL昇格に向け、さらなるステップアップを目指す東京ユナイテッドFCの応援を今季もよろしくお願いいたします! pic.twitter.com/oz5uvcU4lt
— TOKYO UNITED FC (@TOKYOUNITED_FC) 2018年2月2日
――たしかに。地域リーグのクラブでそこまでしっかりしているところは珍しいですね。
そうです。それは選手を獲得する手法からも感じますね。
通常、選手を獲得するのはチームを強化するためであって、下部リーグなんかは特にですが、昇格した途端に貢献した選手をお払い箱にしてしまうところも少なくないんです。でも、それって選手にとっては本当に悲しいことで…。「なんで??」と思うような状況に出くわすことも多々あります。
ですが、ここにはそういう不安がない。サッカー選手である前に一人の人間として評価してくれているんですよ。
クラブも「引退後はどう考えているんだ?」と気にかけてくれたり、それこそセカンドキャリアのことまで考えてくれます。
そういう温かい心があるクラブならさらに上を目指せるだろうし、僕が可能性を感じた一つの理由もここにあります。
――たしかに選手も一人の人間ですからね。クラブの心遣いには感化されますよね。
もちろんです!
地域リーグのクラブは「選手全員プロ」というわけにはいかず、多くの選手が働きながらのプレーですが、やはり、自分のサッカー人生に対して漠然とした不安はありますからね。
そこをクラブが取り除こうと考えてくれるのは本当にありがたいと思います。
サッカー選手って、現役中は基本的にサッカーのことだけ考えているので、先のことまでなかなか頭が回らないんですよ。
まぁ、僕みたいな人間が言っても説得力はないでしょうけど(笑)
ただの変わり者なだけなので、僕は例外だと思ってください(笑)