――実際に練習をしてみてどうでしたか?加入前のイメージとの違いなど。

正直、自分が思っている以上にレベルの高さを感じました。

例えば、保坂選手とボランチを組んだ時なんかは、「あ、この人違うな…」と思わされましたね(笑)

J経験者の数がこのカテゴリーでは異例ということもあるとは思いますが、どこと対戦してもちゃんと後ろから繋げますし、戦術理解力も高いのでチーム戦術も早く浸透しそうです。

今日の鹿島アントラーズとのトレーニングマッチは0-1で負けでした。 結果以上にチームとしても個人としても何ができて何ができないのか課題が出た試合となりました。 結果は別としてJ1クラブとの試合がシーズン開幕前に出来たことは良い刺激となったので有難かったです。 切り替えて4日の南葛SCとの試合に向け準備します。 会場は大井第二球技場で15:00キックオフです。 4日空いてる方は是非応援に来て下さい。 #tokyounited #鹿島アントラーズ #練習試合 #チームとして #個人として #もっともっと #クオリティーを上げていける #みんながキツイ時に #自分が助けられる様に #まずは4日に向けて準備 #サッカーもっと楽しもう
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――能登選手の役割は?

システム的はまだ試行錯誤的なところもありますが、ボランチだったり、トップ下で使われることが多いですね。約束事はそれなりにありますが、基本的には自由にやらせてもらっています。

僕は攻撃も守備も好きなんで、球際はガッツリいって、ゲーム作って、ゴール前にも絡んで…みたいな感じです。

若い選手も多いので、コミュニケーションの面だったり、意識の面だったり、まだまだ伸ばせるところがあるので。そこは良い意味で空気は読まずに周囲に要求しています。もちろん、大樹さんのような年上の選手に対してもそうですよ。ピッチの中では全てイーブンですからね。

ただ、言うからには自分が戦えていないと周りに言えないですし、ベースとなる部分は海外で経験したことを活かそうと思っています。周りと馴れ合いになるのではなく、うまくやっていきたいです。

まぁ、こういう僕みたいな「非日本人的発想」は、クラブから求められている気はしています(笑)

あ、あと、重要なことを忘れていました!

――というと??

クラブの良さを広めていく役目ですね。

そういう面はこれまで大樹さんが一手に引き受けていた部分があるので、「そういうの、マサも頼むよー」とクラブの人からも言われています。

まぁ、サッカー選手でありながら、サッカー選手らしくない活動も積極的にやってきた人間なので、この経験を活かさいとね(笑)

とにかくクラブにとってプラスになりそうなことがあるなら積極的に動いていこうと思います。

そもそも、僕がクラブの可能性を信じているということもありますし、その魅力をもっと色んな人に伝えていきたいんですよ。

少しでも多くの方が東京ユナイテッドに関心を持ってもらえるように、ピッチ内外で頑張ります(笑)

<インタビュー了>


正直、彼から直接話を聞くまでは、この移籍には「?」ばかりが浮かんでいたが、今回でその「?」は全て吹き飛んだ。

「たった一度のサッカー人生。もうそんなに先があるわけではないので…。引き続き全力で楽しみますよ(笑)」

そのように語る彼が見据えている東京ユナイテッドの未来予想図は、JFL、J3昇格という単純なものではなく、もっと壮大なものなのかもしれない。

なお、今季の『関東サッカーリーグ一部』は4月1日から始まる。

しかしそれより一足お先に『東京カップ2次戦』が3月4日に開催。東京ユナイテッドFCの2018シーズンの初戦である。

おそらく、「サッカーは好きだけど地域リーグまでは…」という方が多いだろうが、この機会に一度足を運んでみてはどうだろうか。

彼らの試合を見れば、海外サッカー、Jリーグにはない魅力、そして、能登正人が話してくれた“可能性”を感じられるはずだ。

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