(だれがあなたの後任になる?)
「自分が決断することではない。サッカークラブで重要なのは、それぞれが自分の仕事をすることだと思う。
私の仕事は、チームを世話すること、結果を出すこと、移籍マーケットでの収支を保つことだ。
それこそが私のやってきたことだし、次の監督を選ぶことではないよ」
(なぜ退任の正しいタイミングなのか?)
「私は声明を出した。基本的にはそれが全てだ。全体的にいえば、それを出すタイミングではなかったと思う。
シーズンの最後まで戦い続けることにプライオリティを置きたかった。どのようにうまくやっていけるのかということに集中したかった。
もう少し経ったら、それについては話していくつもりだ」
(これまでの経験における感情を統括できますか?)
「できない。入り混じった感覚があるね。
まず言いたいのは、英国サッカー界から称賛を受けられたこと、この国での経験に感謝していることだ。
非常に特別なものだった。サッカーは特別だ。情熱は特別だ。他では味わうことができないものだ。
人生でこれ以上のものは手に入れられないだろうと分かっている。
もちろん、私が20年もプレミアリーグの発展を見ることができたのは、驚くべきものだ。これからも長く続いてほしい。
人々が自分について話している、どうだったかということについて話している。それは少し自分の葬式に出ているような感じで、その点では興味深いね。
もうこれ以上死ぬ必要もないね、このようなことを知ったから!
本当に興味深かった。冗談はさておいて言わなければならないのは、私に良くしてくれた人々皆に感謝したいということだ。
それは我々の仕事だ。私は値するもの以上の称賛を受けてきた。そしておそらく、時に必要以上の批判も受けてきた。
難しいものだったが、同時に素晴らしいものでもあった」
なぜ退任するのか…ヴェンゲル監督、ファンの雰囲気が理由だった
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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