6月25日、ロシアワールドカップのグループB、イラン対ポルトガル、スペイン対モロッコの試合が行われた。
ともに1勝1分のポルトガル、スペインにとっては、引き分け以上でベスト16進出が決まる一戦。
先に動きを見せたのはスペイン対モロッコの試合で、14分、アンドレス・イニエスタの中途半端なトラップをモロッコFWハリド・ブタイブが見逃さず、ボールを奪って独走し鮮やかに先制点を奪う。
スペインはその5分後、イニエスタの汚名返上アシストからイスコが同点弾。
しかし、すでに敗退が決まっているモロッコは気持ちを切らさず、81分にコーナーキックからユースフ・アン・ヌシーリが決め再び勝ち越し。スペインは後半アディショナルタイムにイアゴ・アスパスが意地の同点弾を決め、辛くも2-2の引き分けに持ち込んだ。
ポルトガルは、勝てば逆転でのベスト16進出が決まるイランを相手に、45分、リカルド・クアレズマのアウトサイドミドルで先制。
後半にはクリスティアーノ・ロナウドがPKの絶好機を得るが、これをイランGKアリ・レザ・ビランヴァンドがストップ。すると後半アディショナルタイム、逆にイランのカリム・アル・アハマディがPKを沈め、そのまま試合は1-1で終了した。
この結果、スペインとポルトガルは同じ勝点5、さらに得失点差でも並んだものの、総得点でスペインが上回りグループ1位に。
ベスト16では、スペインがグループA2位のロシア、ポルトガルが同1位のウルグアイと対戦することになった。