6月26日、ロシアワールドカップのグループD、ナイジェリア対アルゼンチン、アイスランド対クロアチアの試合が行われた。
すでにクロアチアが2連勝でベスト16進出決定。残り一つの椅子をかけた三つ巴の戦いは、14分、勝利が絶対条件のアルゼンチンが先制点を奪う。
エベル・バネガがロングパスを送ると、リオネル・メッシが腿での完璧なトラップで抜け出し、右足でフィニッシュ。エースの今大会初ゴールがようやく生まれた。
試合自体もシステムを変更したアルゼンチンペースで前半は終了。アイスランド対クロアチアはスコアレスで折り返す。
しかし今大会、後半からの巻き返しが目立つナイジェリアはこの試合でもハーフタイムできっちり修正し、51分にヴィクター・モーゼスのPKで同点。アルゼンチンは窮地に立たされた。
もう一つの試合では、メンバーを大きく入れ替えたクロアチアが53分、ミラン・バデリのゴールで先制。ただ、アルゼンチン同様勝利が必要なアイスランドも76分にギルフィ・シグルズソンのPKで追いつき、終盤戦を迎える。
カウンターからたびたびピンチを迎えたアルゼンチンは、ペナルティエリア内でDFの手にボールが当たる場面があったが、VARの結果ハンドはなし。
そして86分、右サイドから何度もチャンスを作り出していたクリスティアン・パボンがクロスを入れると、オーバーラップしていたDFのマルコス・ロホがまさかのボレーシュート。
【ゴール速報 アルゼンチンが勝ち越し点】
後半41分 アルゼンチンの #ロホ が決めました。
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— NHKサッカー (@NHK_soccer) 2018年6月26日
利き足ではない右足で見事なシュートを叩き込み、これがグループ2位を決める決勝弾となった。
アイスランド対クロアチアは、後半アディショナルタイムに生まれたイヴァン・ペリシッチの勝ち越し弾により、クロアチアが3連勝を達成。
この結果、クロアチアはグループC2位のデンマーク、アルゼンチンは同1位のフランスとベスト16で対戦することが決まった。