初戦となったスウェーデンとの試合で敗北し、さらにメキシコ相手にも黒星を喫した韓国代表。

ここまでの2試合で見せたパフォーマンスも決して良くはなく、国内からもかなり大きな批判を受けている状況だ。

解説者を務めているイ・ヨンピョも、メディアで「韓国の良さは闘魂であったが、それだけでは現代で通用しなくなってきた」と頭を抱えていたという。

ただ、まだ韓国の敗退が決まったわけではない。最終節で勝点3を獲得し、さらに多くの得点を奪うことができれば、わずかにベスト16進出の可能性が生まれてくる。

まさに火事場となるドイツ戦。そこで必要な「ゴール」を生み出せるかもしれない選手は?

ソン・フンミン

現実的に考えれば、韓国で最も素晴らしいストライカーは彼である。誰もそこに異論を挟む者はいないだろう。

スウェーデン戦はサイドで起用され、元監督のヒディンク氏やシュティーリケ氏からも「最も良いストライカーをウイングバックのように使うなんて信じられない」と批判の声が上がった。

そしてメキシコ戦ではトップで起用され、いくつかの脅威を与えることには成功し、最後にゴールは決めたのだが…。

試合終了後、号泣しながら国民に謝罪したソン・フンミン。ハンブルガーSVでプレーした経験を生かし、ドイツに一泡吹かせることができるか。