OMF部門

6.8 デニス・チェリシェフ(ロシア)

6.8 フアン・キンテーロ(コロンビア)

大会前にはホスト国でありながらグループリーグ敗退を予想する声も多かったロシア。だが、ここまでの彼らは、その大方の考えをかき消すかのごとく大躍進を見せてくれている。

そのきっかけを作ったのが、開幕戦でアラン・ザゴエフの負傷交代でチャンスを掴み、出場するやいなや1得点2アシストという圧巻のパフォーマンスを見せたチェリシェフであった。

アレクサンドル・ゴロヴィン(3試合目は温存されたために選考外)と共に一躍攻撃の核となると、続くエジプト戦でもゴール。3戦目は良いところがなかったが、結果的には高得点のままグループリーグを終えた。

そして、「大会中に大きく評価を高めた」ということであれば、彼も同様だ。チェリシェフと並ぶ「6.8」を残してベストイレブンに名を連ねたフアン・キンテーロだ。

ハメス・ロドリゲスの怪我で初戦の日本戦でスタメンに抜擢されると、退場者の発生で数的不利の中、壁の下を鮮やかに射抜くフリーキックで同点弾。ハメス復帰後も先発の座を維持し、続くポーランド戦、セネガル戦でもハイパフォーマンスを続けるなど、今やコロンビア代表における「最重要キーマン」となっている。

ちなみに、次点はイルビン・ロサーノ(メキシコ)、ヴィクトル・クローソン(スウェーデン)、アンドレ・カリージョ(ペルー)、ルカ・モドリッチ(クロアチア)、イヴァン・ペリシッチ(クロアチア)が「6.7」で続いたが、エデン・アザールは1、2戦目の平均採点で「7.8」を記録。3戦目では温存されたため、やむを得ずの選考外とした。