国際プロサッカー選手会(FIFPro)は30日、「15名以上の選手が、ワールドカップを終えた後に十分な休息を取らずにプレーしている」と声明を発表した。
7月15日に決勝戦が行われたロシア・ワールドカップ。それからようやく半月が経過したばかりだが、もうチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグは予選が開幕している。
それは公式戦であるため、チームはできるだけのメンバーを集めなければならず、ワールドカップでプレーした選手がそのまま使われることが多くなっている。
アヤックスのラッセ・シェーネ、ドゥシャン・タディッチは先日チャンピオンズリーグ予選第2ラウンドで起用されている。
FIFProによればその数は15名を超えているとのことで、2~4週間の休みがあっただけでピッチに戻っているようだ。
FIFProは医学研究の結果「最低でも4週間は全選手に強制的な休暇を義務付けるべき」とFIFAに要請している。
今回の声明では、FIFProは「クラブの財政的影響は理解しているが、これらの選手の健康は危険にさらされている」と怒りを表している。
先日日本代表DF吉田麻也が「W杯に出たJリーグの選手にもっと休みを与えて欲しい」と訴えていたが、全世界的にスケジュールは厳しさを増している。
さらに欧州では代表チームによる「UEFAネイションズリーグ」がスタートするため、さらに有名選手の日程はタイトになるはずだ。