このところ、補強よりも放出が目立つ状況になってしまっているレアル・マドリー。

今夏のマーケットではクリスティアーノ・ロナウドもチームを離れることになったが、それに値する大型補強はない。GKにクルトワを加えたが、特に獲得しなくても大きなダメージにはならなかった場所だ。

一時期は「銀河系」とも呼ばれた選手層が強みだったレアル・マドリー。なぜ今はメンバーに苦しんでいるのか…。『Sportskeeda』による「オプションを奪った5つの放出」を紹介する。

ダニーロ(→マンチェスター・シティ)

彼は昨年の夏にマンチェスター・シティへと売却された。ジダン監督がチームのニーズに余裕があると判断したからだろう。

右サイドバックには若きアシュラフ・ハーキミがいて、多才なルーカス・バスケスもいた。ダニ・カルバハルのバックアップは信頼できると。

しかしシーズンが進むにつれ、ダニーロがベンチから持ち込むことができるダイナミズムが失われたことに気づき始めた。ハーキミはトップチームでの期待に答えられなかったし、バスケスは本質的にサイドバックではなく、最終手段でしかない。

ダニーロがバックアップにいる、ということで得られるインパクトが、誰にも再現できなかった。そしてカルバハルが負傷すると苦しむことに。