『Corriere della Sera』は10日、「ミランの研究所で所長を務めてきたダニエレ・トグナッキーニ氏は、前会長が研究結果を売却しようとしていたことを暴露した」と報じた。

ミラン・ラボは2002年に設置されたクラブの研究所。主にフィジカル面の科学的トレーニング、怪我の予防法を研究してきた。

アリゴ・サッキの下でトレーナーをしていたヴィンチェンツォ・ピンコリーニのトレーニングメソッドを中心にして作られ、1999年にやってきた彼の友人ダニエレ・トグナッキーニがハイテクネットワークを使って研究所のベースを構築した。

そのトグナッキーニ所長は今年でミラン・ラボを離れることになったが、この20年について以下のように話しているという。

ダニエレ・トグナッキーニ

「素晴らしいと言える20年だった。しかし、そろそろ『やりきった』と言う時が来たんだ。

『前のオーナー』は、ミラン・ラボを信用していなかった。中国人たちは、我々の方法論を東の方に売るというビジネスプランを進めていたんだ。

彼らはベルルスコーニ元会長とはまったく正反対の態度を持っていたよ。ベルルスコーニは、苦心して得た貴重で豊かな情報を金に替えることには関心がなかった。

そして、クラブの黄金時代はアンチェロッティの下でやってきたね。

最悪の監督?モンテッラとミハイロヴィッチだね。彼らは我々にほとんど関心を見せなかったよ。

私の将来について言えば、チェルシーのマウリツィオ・サッリが私を欲しがっていた。しかし、私は物事を少し遅らせたいと思っている」

(アレシャンドレ・パトが怪我を繰り返したのは、ミラン・ラボのミスが原因という批判もあるが)

「私は、彼に対してミラン・ラボが何らかのミスを犯したとは思わない」

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