中島 翔哉

10番の風格―。中島翔哉は早くも森保一監督率いる日本代表の“中心”といえる存在になりつつある。

今夏のロシアワールドカップはまさかの落選。少なくとも外面的にはすぐに切り替えていたが、やはり悔しい思いは強かったはずだ。

その気持ちも乗せてか、先月のコスタリカ戦、そして今回のウルグアイ戦でも、その類まれなボールスキルとシュート能力で違いを見せつけた。

攻守における動きの質と量に関してもデビュー当時から売りだったが、海外でのプレーで無駄がそぎ落とされ、成長を続けている。

もちろん、角度が作りづらい場面でのプレーや味方との呼吸の合わせ方など課題はいくつもある。

しかし、見る者を楽しくさせる素質は天性のものがあり、今後、カタールに向けて進んでいくチームにおいて象徴的な選手の一人となりそうだ。