堂安 律

オランダであのロッベンやスアレスと比較され、ワールドカップでのサプライズ招集も囁かれた堂安。

代表デビュー戦となった先月のコスタリカ戦では、彼の潜在能力からすればやや不本意な内容だったが、2度目の先発となったこのウルグアイ戦では、代表での初ゴールを記録するなど「若手版バロンドール」であるコパ・トロフィーの候補者10名に選出された才能を存分に披露した。

中でも目立ったのはボールがないところでの動きだ。彼のドリブル技術とキープ能力が傑出していることは、サッカーファンなら誰もが知るところ。しかしこの試合ではただ得意な足元に要求するだけでなく、縦へのフリーランニングで相手の背後に飛び出し、何度も味方からボールを引き出していた。

右サイドで初めてコンビを組んだ酒井宏樹との息も合っていたが、彼らの連携がより成熟すればアジアに敵はいないはずだ。