チェルシー:実は自社ブランドのユニを着ていた時期がある
Chelsea Collection 1986-87 Home
ロシア人富豪の出現により、今では世界有数の強豪クラブへと変貌を遂げたチェルシー。ユニフォームに関しても、Nikeやadidasといったメガ企業から引く手数多だろう。
しかし二桁の順位でシーズンを終えることも珍しくなかった80年代には、なんとユニフォーム・サプライヤーが付かず自社ブランドのキットを着ていたシーズンがある。
それが86-87シーズンに着用したこのキットで、ブランド名は「Chelsea Collection」。サプライヤー契約が無かった理由は不明だが、自社ブランドのユニを着るなど、今では到底考えられないことだ。
この自社ブランドのキットはサポーターに不人気のようだったが、ひとつだけ功績も。CFCの文字でライオンを囲むスタイルのエンブレムは、この自社キットが発祥だった。このエンブレムは後々長く使われることとなる。
ちなみに、ユニフォーム以外のウェアについてはUmbro製を使用していたらしく、あくまでユニフォームのみ自社ブランドだったらしい。