田川亨介(サガン鳥栖)

1999年2月11日生まれ(19歳) 181cm/70kg

近年、下部組織が充実しているサガン鳥栖が世に送り出す“最高傑作”候補の逸材。

まだ19歳だがプロ1年目の昨年、フィッカデンティ前監督に評価されJ1で4得点をマークすると、2月に行われた神戸とのJ1開幕戦では自身が獲得したPKを直訴して蹴り、今季のJリーグ第1号ゴールを記録した。

世代別の日本代表でも際立っており、2017年のU-20W杯に久保建英とともに“飛び級”で参加。今年は1つ上の五輪世代で臨んだトゥーロン国際大会でU-19ポルトガル代表、先月のメキシコ遠征ではU-19ブラジル代表からゴールを奪い、現在はインドネシアで開催中のAFC U-19選手権に参加している。

田川がお手本としているのはレヴァンドフスキ(バイエルン)で、50m6秒0の爆発的なスピードを生かした裏への抜け出しと強烈な左足を武器とする。今夏には英国のレスターから関心が伝えられたが、その高い個人能力と物怖じしない性格はまさに“国際規格”と言えよう。

鳥栖ではフェルナンド・トーレスと金崎夢生の加入により出場機会を失っているものの、このU-19選手権の活躍次第では鎌田大地(現シント=トロイデン)のようにすぐに欧州へ旅立ってしまうかもしれない。