『FourFourTwo』は18日、「中国超級リーグの天津権健は、アントニー・モデストと1.FCケルンを訴える方針を明らかにした」と報じた。

ケルンで大迫勇也とコンビを組んでいたことで知られるモデストは、昨年7月に3500万ユーロ(およそ45億円)の移籍金で中国の天津権健へと移籍した。

契約は2020年末まで残っていたが、モデストは今年夏からクラブの契約違反を訴え、チームから無断で離脱していた。

その契約終了に関する紛争はまだFIFAの結論が出ていない状況にあるが、先日ケルンは「アントニー・モデストが加入することが決まった」と発表している。

これに対して、天津権健側は声明を発表。モデストとの契約はまだ有効であると主張し、国際スポーツ仲裁裁判所に訴える方針を明らかにした。

なお、この問題に関してはまだFIFAが調査を行っているため、全てはその判決が出次第ということになりそうだ。

天津権健は今年AFCチャンピオンズリーグで準々決勝まで進出し、鹿島アントラーズに敗れるまで勝ち残った。

しかし中国超級リーグでは9位に沈み、パウロ・ソウザ監督の解任も決定。韓国人のチェ・ガンヒ監督を引き抜くことには成功したが、エースのアレシャンドレ・パトの去就も不透明であり、来季はまた厳しいスタートになりそうだ。

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