「僕のキャリアを振り返るならば、常に他の誰かと比較されて、自分自身を証明しなければならないものだったよ。

自分は十分にやれると証明しなければならなかった。そしてある時、最初から僕を信じてくれる人が来てくれた。

彼は僕のプレーを見て、活躍の場を与えてくれたんだ。

レスターに来てからそろそろ8年になる。ここにある安定性と、僕が与えられた信頼について話したいよ。それまで所属してきた9つのクラブは、レスターに来るためにあったんだ。

僕は自分を信じてくれる人を探していた。そして、ヴィチャイと彼の家族はそれをしてくれた。

お金、名声、そして運だけの世界に囚われるのは簡単だ。しかし彼はそれを全て兼ね備えながら、そこに囚われない人物だった。人々を助けることばかり考えていた。

彼はそういう男だったとだけ話したいんだ。そもそも、彼はサッカークラブを買う必要もなかった。ここは決していい投資先ではないよ。

金を稼ぐために来たわけではなかった。ただ与えることを考えていた。クラブに情熱を注ぎ、街に寄付をした。

君がどこかのクラブのファンならば、彼こそが求めるべきオーナーの典型だ。いてほしいと夢見るオーナーの鏡なんだ」

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